東証10時 堅調 金融株の上げ目立つ、不動産は下落
22日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は堅調に推移し、祝日前の20日終値に比べ390円ほど高い2万7300円台前半で推移している。米金融システム不安がやや和らぎ、足元で下落が目立っていた銀行や証券など金融株を買い直す動きが出ている。東証プライムの9割超の銘柄が上昇している。一方、戻り待ちの売りが上値を抑えている。
海運や鉄鋼、機械など景気敏感株も高い。半面、不動産が下落している。東証株価指数(TOPIX)は前営業日に比べ1.6%ほど高い水準で推移している。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆43億円、売買高は4億3465万株だった。
野村や大和が4%あまり上昇している。第一生命HDや三菱UFJも高い。半面、菱地所や住友不が下げ、それぞれ昨年来安値を更新した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕