東証10時 上昇に転じる 「ワクチン接種の進展支え」
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2日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇に転じ、前日比40円ほど高い2万8800円台半ばで推移している。朝方は2万9000円が上値メドとして意識されるなかで利益確定売りなどが先行したが、売り一巡後は新型コロナウイルスワクチンの接種進展などを期待した買いが入っている。
市場では「米国などと比べて出遅れ感のあった国内でも、最近になってワクチン接種にスピード感が出てきており、投資家心理の支えになっている」(国内証券のストラテジスト)との声があった。ロイター通信は日本時間2日、「欧州連合(EU)が不要不急の渡航者を受け入れる『安全』な国リストに日本を追加する方針」と伝えていた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8857億円、売買高は4億141万株だった。
JR西日本やホンダ、ジェイテクトなど高い。半面、KDDIやオリンパス、明治HDなどが売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕