東証10時 下げ幅100円超に拡大 ファストリなど値がさ株安い
21日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げ、前日比140円ほど安い2万7300円後半で推移している。株価指数先物に散発的な売りが出て、現物株にも波及した。ファストリや東エレクなど値がさ株の一角が売りに押され、日経平均を押し下げている。
東証株価指数(TOPIX)も小安いが、底堅い展開。相対的にPBR(株価純資産倍率)の高い銘柄で構成される「TOPIXグロース指数」が軟調な一方、PBRが低い銘柄で構成される「TOPIXバリュー指数」は小幅な下げにとどまる。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で7380億円、売買高は3億2958万株だった。
TDKやオムロン、Jフロントが安い。三菱UFJやエムスリーが売りに押されている。半面、シチズンや凸版が高い。住友鉱やINPEXも上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕