東証10時 堅調、一時700円高 「個人が押し目買い」
1日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は堅調に推移し、前日比600円程度高い2万9500円台で推移している。上げ幅が700円を超える場面もあった。前週末に大幅安となったため、値ごろ感が出てきた銘柄を物色する動きが広がっている。前週末の米半導体株の上昇を受け、東京市場でも半導体関連株への買いが目立つ。
市場からは「日経平均は前週末に1202円安と急落したこともあり、個人投資家が値ごろ感から押し目買いを入れている」(国内証券の株式情報担当者)との声があった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7801億円、売買高は3億8368万株だった。
アドテストが5%超高となっているほか、スクリンや東エレクなど半導体関連株が総じて高い。ソフトバンクG(SBG)も高い。NTTデータ、オリンパスが堅調だ。一方、JFE、日本製鉄、神戸鋼など鉄鋼株が安い。Jフロントや三越伊勢丹など小売株の一角や、JR東海、東急が軟調だ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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