東証10時 上げ一服、再び下げる場面も 半導体関連に売り
30日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前週末比20円ほど高い2万7400円近辺で推移している。値がさの半導体関連株が伸び悩み、日経平均は再び下げに転じる場面がある。
半導体関連のなかでも製造装置を手掛ける東エレクやアドテストが下げている。日本経済新聞電子版は28日、「政府は先端半導体の対中輸出規制を導入する調整に入る」と報じた。規制を強めている米国に足並みをそろえる。市場では「短期的には業績の下押し要因となるが、日米の協調にさほど驚きはない」(国内証券)との見方が多い。先端半導体向けが中心のレーザーテクも下げている。
東証株価指数(TOPIX)は小安い。10時現在の東証プライムの売買代金は概算で8199億円、売買高は3億2953万株だった。
ヤマトHDの上げが目立つ。ホンダやジェイテクトが高い。一方、三菱重やIHI、川重が下げている。東京海上やSOMPOが下落。電通グループも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕