東証10時 一進一退 海運株などに買い
20日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一進一退となり、前日終値2万6405円を挟んで推移している。19日の米株安を受け値がさのハイテク株などが売られ下げて始まったが、その後は前日の下落を受けた割安感もあり上げに転じる場面もある。
業種別では金融、電気機器の下げが目立つ。岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長は「前日の米株安の影響は出ているが、中国のゼロコロナ政策終了による経済正常化を期待する投資家が海運株や空運株などを買っており、下げ幅を限定的にしている」と指摘した。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で7233億円、売買高は2億8456万株だった。
ソニーGやキーエンス、日電産が安い。ベイカレント、エムスリー、豊田織、オムロンも下げている。半面、郵船やJAL、エーザイは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕