東証寄り付き 一進一退、短期の戻り期待の買い エムスリーは大幅安
28日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一進一退。前日の終値(2万6386円)を挟んで小幅な値動きで推移している。短期的な戻りを期待した買いが入っている。半面、主力の値がさ株の一部が下落しており、日経平均は下落に転じる場面がある。
国内では主力企業の3月期決算の発表が本格化している。前日に決算を発表した信越化やキーエンス、アドテストに買いが入っている。前日の米債券市場では米長期金利が上昇しており、利ざや改善の思惑から銀行株に買いが入っている。
前日の米株式市場では主要な指数が高安まちまちだった。米株価指数先物は日本時間28日朝の取引で総じて堅調に推移しており、投資家心理の一定の支えとなっている。半面、積極的に上値を追う動きは限られている。ファストリなど値がさ株の一部が下落しており、指数を下押ししている。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発している。
前日に決算を発表したエムスリーや日立建機が大幅安。キッコマン、スズキ、リクルートも売られている。一方、TDKや富士電機、サイバー、三菱UFJが上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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