東証寄り付き 反落で始まる 半導体関連が安い
28日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ170円ほど安い2万6200円台後半で推移している。前日の米ハイテク株安が東京市場でも投資家心理の重荷になっている。
前日の米市場では長期金利の上昇を受けてハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が前営業日に比べ1.4%下落した。米金融引き締めが長期化するとの見方が根強いなか、東京市場でも半導体関連などハイテク株の一角に売りが優勢となっている。
取引開始前には、日銀が金融緩和策を修正した12月19~20日開催分の金融政策決定会合の主な意見を公表した。黒田東彦総裁が金融政策の路線転換を否定するなか、金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢が確認できるかどうか注目を集めていたが、現時点で相場への影響は限られている。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
東エレクやアドテストが売られている。エムスリーも安い。東建物や菱地所も下落している。半面、株式分割を発表したOLCが高い。三菱UFJや三井住友FGが買われている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕