東証寄り付き 一時100円高 輸出関連の一角が堅調
7日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日に比べ80円ほど高い2万7700円台後半で推移している。円安進行を受けた輸出関連株の一角への買いが相場を支えている。上げ幅は一時100円を超えた。
外国為替市場で円相場が日米金利差の拡大や日銀の次期総裁人事の観測報道を背景に1ドル=132円台半ばまで下落しており、輸出採算が改善するとの見方は輸出関連株の物色につながっている。百貨店などリオープン(経済再開)関連の一角も高い。
一方で上値は重い。JFEが今期の純利益見通しを引き下げて大幅安となっており、ほかの鉄鋼株にも売りが目立っている。日経平均は前日まで4日続伸して昨年12月半ば以来の高値水準にあったため、いったん利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすい面もある。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
日産自や三菱自が高い。ヤマトHDやアステラスも上昇している。半面、ジェイテクトやNTNが売られている。カシオやソニーGも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕