東証寄り付き 反落 米金融引き締めの長期化観測で
6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日に比べ50円程度安い2万7700円台半ばで推移している。米金融引き締めの長期化観測を背景に前日の米株式相場が下落し、日本株にも売りが波及している。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前週末比482ドル(1.4%)安の3万3947ドルで終えた。11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの見方が重荷となった。
寄り付き直後に下げ幅は100円を超えたが、その後は急速に下げ渋っている。外国為替市場で円相場が1ドル=136円台半ばと、足元の円高基調が一服しており、輸出関連株の下支え要因となっている。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
ソフトバンクグループ(SBG)やエムスリー、テルモが下落している。HOYAと信越化も安い。半面、KDDIやエプソン、任天堂は上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕