東証寄り付き 続落で始まる 下げ幅100円超、円高で自動車株さえない
24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落で始まった。前日に比べた下げ幅は100円を超える場面があり、2万7300円近辺で推移している。外国為替市場で円相場が円高・ドル安傾向にあり、海外短期筋などの買い意欲を抑えている。
24日の外国為替市場で円相場が1ドル=130円台後半まで円高・ドル安が進んだ。輸出採算の改善期待の後退から輸出関連株の一角には売りが出やすくなっており、トヨタやホンダなどが軟調だ。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止が近いとの観測を背景に、前日の米株式市場では主要3指数がそろって上昇した。ただ金融システムへの不安は引き続きくすぶり、値動きは荒かった。米ハイテク株上昇の流れを受けた物色は東京市場でもみられるものの、積極的に運用リスクを取る動きは目立っていない。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
千葉銀やりそなHDが売られている。Jフロントや丸井Gが安い。半面、東エレクやスクリンなど半導体関連株は上昇が目立つ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕