東証寄り付き 続落、一時500円超下げ 米株安が波及、SBGは6%超下落
13日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ400円ほど安い2万7700円台半ばで推移している。前日の米国市場では長期金利が上昇(債券価格は下落)したことで、主要な米株価指数が軒並み下落した。この流れを受けて、東京株式市場でも売りが優勢となっている。下げ幅は一時500円を超えた。
12日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%上昇と市場予想を上回った。米連邦準備理事会(FRB)による資産買い入れが早期に縮小に向かうとの観測から、米株式市場ではハイテク株が売られた。東京市場でも東エレクやエムスリーといった高PER(株価収益率)銘柄に売りが出ている。12日に決算を発表したソフトバンクグループ(SBG)は6%超下げる場面がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落している。
ファストリが下落。アドテストやファナックも安い。富士フイルムも売られている。一方、決算を発表したNTTは高い。アクティビスト(物言う株主)の株式取得が明らかになったセブン&アイも買われている。丸井Gも上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕