東証寄り付き 続伸、米ハイテク株高を好感 半導体関連に買い
2日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比70円程度高い2万8100円台半ばで推移している。前日の米株式市場でIT株やハイテク株の買いが優勢となった流れを引き継ぎ、東京市場では好感した買いが先行している。
前日の米市場ではゲーム専門店ゲームストップ株が大幅に下落するなど、SNS(交流サイト)の「レディット」で連携した個人投資家による投機的な買いが弱まった。ヘッジファンドによる持ち高調整の動きも一巡しやすいとの見方から、買い安心感が意識されている。1日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4%近く上昇したのを手掛かりに、東エレクなど半導体関連株の買いが優勢だ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
エムスリーやアドバンテスト、TDKが上げている。2020年12月期の連結営業損益が赤字の従来予想から一転して150億円の黒字だったと発表した資生堂が高い。21年3月期の連結純利益を上方修正した任天堂にも買いが入っている。一方、中外薬や塩野義、シスメックスが下落している。キーエンスやHOYA、大塚HDも下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕