東証寄り付き 小幅続落、米株安で半導体関連などに売り
20日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小幅続落し、前日に比べ20円ほど安い2万6300円台後半で推移している。前日の米株式市場で米金融引き締めの長期化による景気減速懸念から主要3指数が下落したことが投資家心理の重荷となっている。
19日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はおよそ1%安、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.8%安で終えた。東京市場でも精密機械、電気機器など値がさのハイテク株に売りが出ている。
ただ、下げ幅は限定的だ。2022年4~12月期の企業業績を見極めたいとの思惑は強く、持ち高を一方向に傾ける動きは限定的だ。市場からは「企業が23年の米国や中国の景気動向をどう見ているかについて、投資家の関心は高い」(国内証券ストラテジスト)との見方があった。
東証株価指数(TOPIX)も小幅に続落している。
東エレク、アドテストなど半導体関連株が安い。ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、エムスリー、キーエンスも売られている。半面、ダイキン、エーザイは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕