外為17時 円、反発 103円台後半 対ユーロは5日続伸
15日の東京外国為替市場で円相場は反発した。17時時点は1ドル=103円67~68銭近辺と、前日の同時点に比べ36銭の円高・ドル安だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が14日のオンライン討論会で金融緩和の長期化を示唆したことや、米雇用指標の悪化を背景にドル売りが続いた。米長期金利の上昇が一服し、持ち高調整の円買い・ドル売りも入った。
きょうは事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、国内輸入企業の円売り・ドル買いが出て、円は伸び悩む場面もあった。9~17時の円の高値は103円65銭近辺、安値は103円85銭近辺で値幅は20銭程度だった。
円は対ユーロで5日続伸。17時時点は1ユーロ=125円83~84銭と、前日の17時時点に比べ49銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで続落した。17時時点は1ユーロ=1.2136~37ドルと、同0.0006ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕