外為17時 円、4日続落 146円台前半 一時およそ24年ぶり安値
12日の東京外国為替市場で円相場は4日続落した。17時時点は1ドル=146円17~18銭と、前日の同時点に比べ54銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げを継続するとの見方から米金利の先高観が意識され、円売り・ドル買いが広がった。
円は一時146円39銭近辺とおよそ24年ぶりの安値を更新する場面があった。政府・日銀が9月22日に円買い介入を実施した直前の安値(145円90銭近辺)を下回ると、円は急速に下げ足を速めた。もっとも、鈴木俊一財務相が足元の円安に関し「必要があれば措置に踏み切るという考えはいささかも変わらない」と述べたと伝わり、介入への警戒感からその後は円の下値を探る動きは鈍った。9~17時の円の高値は145円82銭近辺で、値幅は57銭程度だった。
円は対ユーロで4営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=141円88~91銭と、同66銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反発した。17時時点は1ユーロ=0.9707~08ドルと、同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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