外為17時 円3日続伸、127円台後半 日米金利差の縮小を意識
20日の東京外国為替市場で円相場は3日続伸した。17時時点は1ドル=127円90~92銭と、前日の同時点に比べ32銭の円高・ドル安だった。米長期金利の低下基調が続いており、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。
円相場は一時127円53銭近辺まで上昇した。19日は米国で景気減速懸念によって株式相場が下落しており、米長期金利も4月下旬以来の水準まで低下する場面があった。投資家が運用リスクを回避する傾向を強めるとの見方も出て、「低リスク通貨」とされる円の買い戻しが入った。9~17時の円の安値は128円21銭近辺で、値幅は68銭程度だった。
円は対ユーロで反落した。17時時点は1ユーロ=135円23~25銭と、前日の17時時点に比べ70銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルで反発した。17時時点は1ユーロ=1.0572~73ドルと、同0.0080ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕