外為14時 円、129円台前半で強含み 米金利低下受け
26日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=129円台前半で強含んでいる。13時20分すぎには一時129円02銭近辺まで買われた。14時時点は129円27~28銭と前日17時時点と比べて1円16銭の円高・ドル安だった。日本時間26日午後の取引で米長期金利が低下しており、円買い・ドル売りにつながった。月末が近いとあって国内輸出企業の円買い・ドル売りが活発だったとの観測も相場を押し上げた。
26日午後、財務省の神田真人財務官が為替市場について「投機を背景とした急速で一方的な動きは容認できない」との考えを示したと伝わった。市場では「一時期に比べ円相場のボラティリティー(変動率)は低下しており、投機的な動きはみられない」(国内銀行の為替担当者)との受け止めから、外為市場の反応は限定的だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕