外為12時 円、下落 107円台前半 米金利上昇で
4日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は前日17時時点と比べ26銭の円安・ドル高の1ドル=107円07銭近辺だった。米国で新型コロナウイルスワクチンの普及による景気回復加速の期待が高まり、3日の米長期金利が上昇した。外為市場では日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢になった。10時前の中値決済に向けては国内輸出企業による円買いが入り、下げ渋る場面もあった。
9~12時の高値は106円97銭近辺、安値は107円10銭近辺で値幅は13銭程度だった。金融仲介会社タレットプレボンによると、米長期金利の指標となる米10年物国債の利回りは日本時間4日午前は1.47~1.48%を中心とする動きで、高止まりしている。
円は対ユーロでは上昇した。12時時点は11銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=129円06~07銭だった。ユーロは対ドルでも下落しており、12時時点は同0.0039ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.2054~55ドルだった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕