外為10時 円、下げ渋り 136円前後 リスク回避の円買いで
29日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ渋っている。10時時点は1ドル=136円01~03銭と、前日の17時時点から26銭の円安・ドル高だった。米株安の流れを受けて29日午前の日経平均株価は下げ幅が一時300円を超えた。投資家がリスク回避姿勢を強めているとの見方が「低リスク通貨」とされる円の買いを誘っている。
10時前の中値決済に向けては「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとの観測は円相場の重荷となっている。
円は対ユーロでは上げ幅を広げている。10時時点は同62銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=143円06~08銭だった。ユーロの対ドル相場は安値圏で小動き。10時時点は同0.0067ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0517~18ドルだった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕