外為8時30分 円、下落し135円台前半 日米金利差の拡大観測で
28日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=135円36~37銭と前日17時時点と比べて30銭の円安・ドル高だった。27日発表の5月の米耐久財受注額が前月比0.7%増と市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めに動きやすいとの見方が広がった。27日の米長期金利が上昇したのを背景に、日米の金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが優勢となっている。
原油先物相場の上昇も円相場の重荷となっている。27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物の期近物は一時1バレル110ドル台に上昇した。エネルギー価格の高止まりで日本の貿易収支の赤字幅拡大が長引くとの見方も円売りを促す材料として意識されている。
円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=143円17~20銭と、同17銭の円安・ユーロ高だった。ユーロの対ドル相場は下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0576~77ドルと同0.0011ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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