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外為8時30分 円、大幅上昇 134円台半ば 米金利の低下で

13日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇している。8時30分時点は1ドル=134円57~61銭と前週末17時時点と比べて1円83銭の円高・ドル安だった。前週末に米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となっている。

7時すぎには133円58銭と2月中旬以来、約1カ月ぶりの高値まで上昇する場面もあった。10日発表の2月の米雇用統計で平均時給の伸びが市場予想を下回るなど、賃金インフレへの過度な警戒が後退した。米中堅金融SVBファイナンシャル・グループの傘下銀行が経営破綻したことで市場参加者のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全とされる米債券の買い(米金利の低下)が進んだのも円買い・ドル売りを誘った。

その後、米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を受けた預金者保護へ向けて米連邦準備理事会(FRB)と米財務省、米連邦預金保険公社(FDIC)が12日(日本時間13日朝)に共同声明を公表し、あわせてFRBが金融機関への資金供給策を発表したのを受け、円相場は134円台へ急速に伸び悩んだ。

円は対ユーロで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=143円83~91銭と、前週末17時時点と比べて69銭の円高・ユーロ安だった。ユーロの対ドル相場は上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.0688~91ドルと同0.0094ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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