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外為8時30分 円、下落し136円台半ば 対ユーロでは上昇

30日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=136円58~59銭と前日17時時点と比べて56銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)高官が物価安定を目的として積極的な金融引き締めを続ける姿勢を示していることを受け、日米金融政策の方向性の違いを意識した円売り・ドル買いが優勢となっている。

FRBのパウエル議長は29日、欧州中央銀行(ECB)が主催する金融シンポジウムで「米労働市場は非常に強く、金融引き締めに耐えられる」とした上で、より大きなリスクは「物価安定の回復に失敗することだ」と述べた。市場では一定程度は景気を犠牲にしても物価抑制を優先する姿勢を改めて示したとの受け止めが広がった。

29日のニューヨーク外国為替市場で円は137円ちょうど近辺まで下落し、1998年以来およそ24年ぶりの安値をつける場面があった。もっとも急ピッチの金融引き締めなどを通じた世界的な景気減速への懸念も根強いことから、節目の到達後は持ち高整理目的の円買い・ドル売りも入り、30日朝の東京市場では一段と下値を模索する動きにはなっていない。

円は対ユーロでは上昇している。8時30分時点は1ユーロ=142円61~63銭と、同42銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0441~42ドルと同0.0074ドルのユーロ安・ドル高だった。29日発表の6月のドイツの消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったのを受けて欧州で金融引き締めが進むとの観測がやや後退し、ユーロ売りを促した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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