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外為8時30分 円、下落し110円台前半 対ユーロも安い

祝日明け24日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=110円28~29銭と、祝日前22日の17時時点と比べて84銭の円安・ドル高だった。中国不動産大手の中国恒大集団を巡る債務問題への警戒感がひとまず和らいだとの見方から米株式相場が大きく上昇し、「低リスク通貨」とされる円には売りが出た。米金融緩和の正常化が早まるとの観測から米長期金利が上昇したのも円相場を下押しした。

中国恒大が23日の人民元建て社債の利払いを実施する方針を示したほか、同じ日には一部報道で「中国当局は中国恒大集団に対し、米ドル建て債の短期的な債務不履行を防ぐように求めた」とも伝わった。債務問題への懸念が後退したとの思惑から、米ダウ工業株30種平均は23日までの2日間で800ドルあまり上昇し、ドルやユーロなど主要通貨に対して円が売られた。

米連邦準備理事会(FRB)は22日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内のテーパリング(量的金融緩和の縮小)開始を示唆した。FOMC参加者らの政策金利見通しでも利上げ時期が前倒しされた。米長期金利は23日に約2カ月半ぶりの水準に上昇し、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いも出た。

円は対ユーロでも大きく下げ、8時30分時点は1ユーロ=129円51~53銭と、同1円15銭の円安・ユーロ高だった。ユーロの対ドル相場は上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.1744ドル近辺と、同0.0015ドルのユーロ高・ドル安だった。

23日は世界の中央銀行が相次いで政策金利を発表した。英中銀は政策金利を維持すると決めたが、2人の政策委員が国債購入枠の縮小を主張。量的金融緩和の拡大終了を求める声が強まっているとの見方から英ポンドには買いが優勢となっている。ノルウェー中銀は2年ぶりの利上げを決め、同国通貨のクローネも対主要通貨で上昇している。

一方、新興国ではトルコの通貨リラが急落した。対円では1リラ=12円50銭台、対ドルでは1ドル=8.77リラ近辺と過去最安値圏で推移している。トルコ中銀が主要政策金利の1週間物レポ金利を年19%から18%に引き下げた。インフレ率の高止まりで政策金利を据え置くとの予想が多かったため、想定外の利下げでリラ売りが強まった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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