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外為8時30分 円、下落 113円台前半 一時2年10カ月ぶり安値

12日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=113円35~36銭と前日17時時点と比べて57銭の円安・ドル高だった。7時半すぎには113円42銭近辺と、2018年12月以来2年10カ月ぶり安値をつける場面があった。原油高が続き、エネルギーを輸入に頼る日本の貿易赤字拡大につながるとの見方から円売り・ドル買いが出た。

11日はニューヨーク原油先物相場が一時1バレル82ドル台に乗せ、約7年ぶりの高値をつけた。新型コロナウイルス禍からの経済再開に伴い需要が急増するなか、主要産油国による協調減産の縮小が緩やかなペースにとどまり需給が逼迫している。欧州で高騰する天然ガスからの代替需要への思惑もあって原油相場は上昇の勢いが止まらず、国内輸入企業など実需筋の円売り・ドル買いが膨らむとの見方が相場を下押ししている。

原油高を背景に欧米ではインフレ加速の懸念も強まっている。11日は米債券市場が休みだったものの、欧州市場ではドイツなど主要国の長期金利が上昇した。低インフレが続く日本と違い、インフレ圧力が金融政策の正常化を後押しするとの観測も円を売る動きにつながった。

円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=130円95~96銭と、同42銭の円安・ユーロ高だった。インフレ懸念からドイツなど欧州主要国の国債利回りは上昇基調にあり、円売り・ユーロ買いが活発となった。11日の海外市場では一時131円23銭近辺と、7月上旬以来およそ3カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。

ユーロの対ドル相場は下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1552~53ドルと同0.0022ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事は11日、サービス価格や賃金の伸びが鈍いため物価上昇率の高止まりは金融政策を変更するきっかけにならないとの認識を示した。米国に比べ金融正常化のペースは遅くなるとの見方からユーロが売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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