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NY商品、原油が反発 ウクライナ情勢の緊迫で 金は続落

【NQNニューヨーク=戸部実華】28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比0.21ドル(0.2%)高の1バレル86.82ドルで取引を終えた。一時は88.84ドルと期近物として2014年10月以来の高値を付けた。ウクライナ情勢の緊迫が続いており、買いが優勢だった。ただ、週末を控えて利益確定売りも出やすく、買い一巡後は伸び悩んだ。

ロシアはウクライナ国境付近に医療部隊を派遣するなど同国侵攻に向けた動きを進めていると27日夜に伝わった。原油や天然ガスが豊富な資源国ロシアと欧米諸国の対立が深まれば、エネルギー供給が滞りかねないとの観測がくすぶっている。「原油需給が逼迫しているなか、十分な価格押し上げ圧力になり得る」(ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチのマイケル・リンチ氏)との声が聞かれた。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」は2月2日に予定する会合で現行の増産ペースを維持する可能性が高いと伝わっている。目先は供給増が限られるとみられ、需給の引き締まり観測が相場を支えた。

もっとも、買い一巡後は上げ幅を縮めた。連日で約7年ぶりの高値を更新し、短期的な過熱感を意識した売りも出た。米連邦準備理事会(FRB)は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3月の利上げ開始を示唆し、パウエル議長は金融引き締めに積極姿勢を見せた。ドルの先高観を誘い、ドル建てで取引される原油先物の割高感につながることも相場の重荷となった。

ニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比8.4ドル(0.5%)安の1トロイオンス1786.6ドルで取引を終えた。FRBによる積極的な金融引き締めへ警戒感が広がっており、米金利の先高観が強い。金利が付かない資産である金の投資妙味が薄れるとの見方から売りが優勢だった。

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