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NY商品、原油が急落 13%安、コロナ変異種を警戒 金は続伸

【NQNニューヨーク=横内理恵】26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前営業日の24日と比べて10.24ドル(13.1%)安い1バレル68.15ドルで取引を終えた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異種が見つかり、世界景気や原油需要への影響が懸念された。一時は67.40ドルと、9月上旬以来の安値を付けた。

香港や欧州の一部でも新たな変異種の感染者が見つかっている。変異を繰り返したウイルスは感染力が強いとの指摘もあり、ワクチンの有効性などを含めてまだ不透明な点が多い。アフリカからの渡航を制限する動きが広がり、旅客需要が減少する可能性が意識された。感染拡大が行動規制の強化につながり、経済活動を抑制することも警戒された。

ガソリン高への対応策としてバイデン米政権が23日に5000万バレルの石油の戦略備蓄の放出を発表していた。新たな変異種の感染拡大が原油需要の停滞を招き、需給が緩むとの見方が売りを誘った。米株式市場ではダウ工業株30種平均が一時1000ドル超下落した。投資家がリスク回避姿勢を強めたことも、同じリスク資産である原油の持ち高を手じまう動きにつながった。

米原油先物は節目の70ドルを割り込むとさらに売りが加速した。26日は感謝祭の翌日で原油市場は午後1時30分までの短縮取引だった。休暇を取る市場参加者が多く、薄商いで値動きが大きくなりやすかった。

ニューヨーク金先物相場は続伸し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前営業日比1.2ドル(0.1%)高の1トロイオンス1785.5ドルで取引を終えた。新型コロナ変異種への警戒感から、リスク回避の際に資金の受け皿となりやすい金が買われた。ただ、米株や原油先物が急落し、金にも持ち高を手じまう動きが出たため、上値は重かった。

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