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NY商品、原油が続伸 一時7年ぶり高値 金は反落

【NQNニューヨーク=戸部実華】15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比0.97ドル(1.2%)高の1バレル82.28ドルで取引を終えた。一時は82.49ドルと期近物として7年ぶりの高値を付けた。世界的なエネルギー不足を背景とした需給の引き締まりを意識した買いが優勢だった。

朝方発表の9月の米小売売上高が市場予想に反して増え、堅調な米景気を受けた原油需要の拡大観測も相場を支えた。

国際エネルギー機関(IEA)が前日に発表した月報で、2021~22年の世界の石油需要見通しを上方修正した。天然ガスや石炭の価格上昇で代替エネルギーとして石油需要が増えるとの見方を示した。15日も原油需給が逼迫した状態が当面は続くとみた買いが続いた。北海ブレント先物相場は15日、一時85ドル台と3年ぶりの高値を付け、WTIも連れ高した面があった。

良好な米経済指標を受けた買いも入った。9月の小売売上高は前月比0.7%増と市場予想(0.2%減)に反して増加した。バイデン米政権が15日、米国に入国する外国人旅行者への入国制限を11月8日に撤廃すると発表した。入国を原則禁止していた国からも新型コロナウイルスのワクチン接種証明があれば入国できるようになり、ジェット機燃料などエネルギー需要が拡大するとの観測を誘った。

石油サービス会社ベーカー・ヒューズが15日に発表した米国の原油生産向けの掘削設備(リグ)稼働数は前週から12基増えた。ただ、世界的な需給の引き締まり観測が強く、相場への影響は限られた。

ニューヨーク金先物相場は4日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比29.6ドル(1.6%)安の1トロイオンス1768.3ドルで取引を終えた。米長期金利が一時前日比0.06%高い1.57%を付け、金利の付かない資産である金の投資妙味が薄れるとみた売りが優勢だった。米株高や暗号資産(仮想通貨)のビットコイン価格が約半年ぶりに6万ドル台を回復したことを受け、投資家のリスク選好姿勢が強まったことも金先物売りを誘った。

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