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NY商品、原油反落 雇用統計で需要増観測が後退 金は反発

【NQNニューヨーク=古江敦子】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が3日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月物は前日比0.70ドル(1.0%)安の1バレル69.29ドルで終えた。朝方発表の8月の米雇用統計を受け、米景気の回復鈍化が懸念された。前日に強まったエネルギー需要の拡大観測が後退し、売りが優勢となった。

8月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比23万5000人増にとどまった。増加幅は前月(105万3000人増)から大きく縮小し、市場予想(72万人増)も下回った。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)のまん延で景気回復の鈍さが鮮明となり、年末にかけて原油需要の増加を見込んでいた投資家が持ち高調整の売りを出した。

下値は堅かった。前週末に大型ハリケーン「アイダ」がメキシコ湾からルイジアナ州南部の石油施設を直撃した影響で、短期的に原油や石油製品の供給が滞るとみる買いが相場を支えた。米安全環境執行局(BSEE)によると、3日時点で沖合の石油・ガス生産の9割が停止したままだという。生産開始まで時間がかかるとの見方がある。

金先物相場は3日ぶりに反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前日比22.2ドル(1.2%)高の1トロイオンス1833.7ドルで終えた。一時は1836.9ドルと中心限月として7月下旬以来1カ月ぶりの高値を付けた。

8月の米雇用統計の弱さから、米連邦準備理事会(FRB)による早期のテーパリング(量的緩和の縮小)観測が後退。金市場への資金流入を見込む買いが入った。外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金に買いを誘った。

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