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NY商品、原油続伸 米景気懸念が和らぐ 金は反落

(更新)

【NQNニューヨーク=稲場三奈】21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比1.69ドル(2.5%)高の1バレル69.33ドルで取引を終えた。金融システム不安で景気が冷え込むとの懸念が和らぎ、原油先物が買われた。

21日朝にイエレン米財務長官が米国銀行協会のイベントで「中小銀行が預金流出に陥れば、当局による預金保護が正当化されうる」と発言した。市場では「最悪の状態は脱した。相次ぐ支援策が米景気に対する安堵感をもたらしたことで、原油先物買いが広がった」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声があった。米株市場では金融株を中心に買いが優勢となり、景気悪化への懸念が後退した。

ロシアのノバク副首相は21日、3月に始めた原油の減産を6月まで続ける方針を示したと複数のメディアが報じた。需給の引き締まりが意識されたことも原油相場を押し上げた。

ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比41.7(2・1%)安の1トロイオンス1941・1ドルで取引を終えた。米長期金利が上昇し、金利の付かない金の投資妙味が低下した。米株高もリスク回避の際に買われやすい金先物の売りにつながった。

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