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NY商品、原油が続伸 一時18年10月以来の高値 イランの禁輸解除に遅れとの見方で

【NQNニューヨーク=戸部実華】21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前週末比2.02ドル(2.8%)高の1バレル73.66ドルで取引を終えた。一時は73.96ドルと期近物として2018年10月以来の高値を付けた。イラン産原油の禁輸解除には時間がかかるとの観測が広がった。米株高も原油先物買いを後押しした。

18日のイラン大統領選で保守派で対米強硬のライシ師が選出された。イラン核合意の復活に向けた米国との交渉で、強気で臨むとの観測がくすぶっている。核合意協議の一時休止も伝わり、イラン産原油の輸出が早期に再開するとの観測が後退した。新型コロナウイルスのワクチンの普及で一部アジア諸国でも経済正常化で原油需要が回復するとの観測が広がり、需給逼迫が意識された。

バンク・オブ・アメリカが20日付リポートで22年にブレントが100ドル、WTIが95ドルまで上昇すると予想したのも買いを誘ったようだ。経済再開で石油需要が拡大する一方、温暖化対策として石油会社に開発投資を抑制するよう政府と投資家が圧力を掛け、供給が増えにくいとみている。

21日の米株式市場でダウ工業株30種平均の上げ幅が一時600ドルを超えた。株買い圧力が強まった局面で、同じリスク資産である原油先物の買いも加速した面があった。リスク回避の際に買われやすいドルはユーロや英ポンドなど主要通貨に対して下落した。ドル建てで取引される原油先物の割高感が和らいだことも原油先物相場を支えた。

ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前週末比13.9ドル(0.8%)高の1トロイオンス1782.9ドルで取引を終えた。前週は米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測を受けてドル高が進み、ドルの代替投資先とされる金先物は売られた。21日はドルが主要通貨に対して下げ、金先物には値ごろ感からの買いが入りやすかった。

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