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NY商品、原油が反落 11月は21%安で昨年3月以来の下落率 金は続落

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】30日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2022年1月物は前日比3.77ドル(5.4%)安の1バレル66.18ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」に対して既存のワクチンや治療薬の効果が薄いとの報道や発表が相次いだ。感染拡大で世界経済の回復が遅れれば、原油需要が細るとの見方から売りが広がった。

一時は1バレル64.43ドルと期近物として8月下旬以来の安値を付けた。

バイオ製薬モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)はフィナンシャル・タイムズのインタビューで、オミクロン型に対する既存のワクチンの有効性は「かなり低い」と述べた。同業のリジェネロン・ファーマシューティカルズは同社の抗体カクテル療法の有効性はオミクロン型に対して低下しそうだと発表した。

米金融政策の正常化が想定よりも速いペースで進むとの観測も売りを誘った。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が30日の議会証言で「テーパリング(量的緩和の縮小)を数カ月早く終えるのを検討することが適切だ」との考えを示した。インフレ圧力に対しては「一時的との文言を撤回する時期に来ている」とも述べた。利上げが前倒しされれば米経済成長を鈍らせ、エネルギー需要の伸びを抑えるとみた売りが出た。

米株式市場でダウ工業株30種平均が大幅に反落した。株式と同様にリスク資産とされる原油先物の売りに波及した面もあった。11月の米原油先物相場は20.8%下げ、月間の下落率としては昨年3月(54.2%安)以来の大きさだった。

ニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である22年2月物は前日比8.7ドル(0.5%)安の1トロイオンス1776.5ドルで取引を終えた。パウエル議長の議会証言を受け、米金融政策の正常化が進めば金市場への資金流入が細るとみた売りが優勢だった。

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