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NY商品、原油が続伸 インフレ鈍化で景気懸念後退、金は反落

【NQNニューヨーク=横内理恵】3月31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比1.30ドル(1.7%)高の1バレル75.67ドルで取引を終えた。同日発表の米物価指標がインフレ鈍化を示したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長引いて景気の重荷になるとの懸念が和らいだ。

FRBがインフレ指標として重視する2月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギー・食品を除くコア指数の前月比、前年同月比がともに市場予想を下回った。インフレ抑制のためにFRBが利上げを続け、景気とエネルギー需要の重荷になるとの見方が後退した。

足元の需給の引き締まりを手がかりとした買いも続いた。イラクとトルコを結ぶパイプラインが一時停止状態にあり、イラク北部の油田が生産を減らしていることが伝わっている。中東からの原油供給減が長引く可能性が意識されたのも、相場を支えた。

ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比11.5ドル(0.6%)安の1トロイオンス1986.2ドルで取引を終えた。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇し、ドルの代替資産とされる金の売りを誘った。

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