シカゴ穀物概況・26日
【シカゴ支局】26日のシカゴ市場で主要穀物は軒並み続落した。ドル高や米農務省が25日に発表した週間の輸出売上高を手掛かりに、輸出低迷への警戒感が広がり売られた。月末を控えた利益確定の売りも出た。
小麦は大幅に続落した。産地の冷害懸念の薄れや国際穀物理事会(IGC)の増産見通しも売りを誘った。5月物終値は同15.50セント安の1ブッシェル=6.6025ドル。
大豆とトウモロコシも下げた。中国向け輸出商談の不在など買い材料に乏しく、売られた。市場は「南米の天候や3月の米穀物需給の結果に注目している」(米穀物アナリスト)という。大豆5月物終値は同3.25セント安の14.0425ドル。トウモロコシ5月物終値は同2.25セント安の5.4750ドル。