シカゴ穀物概況・5日
【シカゴ支局】5日のシカゴ市場で大豆が反落した。米中西部の降雨予報を手掛かりに作柄改善を見込む売りが出た。米農務省が来週12日に発表する穀物需給は好調なイールド(1エーカー当たりの生産量)を示す、との観測が広がった。米農務省は5日に中国が13万2千トンの米産大豆を買い付けたと公表した。このため「米中関係の緊迫化で対中輸出が減るとの懸念が軽減された」(米穀物アナリスト)という。11月物終値は前日比9セント安の1ブッシェル=14.0875ドル。
小麦も反落した。ウクライナの輸出再開が順調に進み、供給不足が改善するとの期待を背景に売られた。9月物終値は同6.75セント安の7.7575ドル。
トウモロコシは小幅に上げた。天候リスクが意識された。12月物終値は同3.75セント高の6.10ドル。