シカゴ穀物概況・15日
【シカゴ支局】15日のシカゴ市場で小麦は続伸した。主産地ロシアが国内の食料価格の上昇を抑えるため、輸出税を3月から大幅に引き上げる計画と米メディアが伝え、買われた。米農務省が12日発表した1月の穀物需給で米国と世界の在庫見通しを前月比で引き下げており、ロシアの輸出減で需給逼迫が強まるとの懸念が広がった。3月物終値は前日比5.50セント高の1ブッシェル=6.7550ドル。
トウモロコシは反落した。前日に中心限月として7年半ぶりの高値を更新して引けた反動から利益確定の売りに押された。3月物終値は同2.75セント安の5.3150ドル。
大豆も反落した。トウモロコシの下げをにらみ利益確定の売りが出た。3月物終値は同13.75セント安の14.1675ドル。