シカゴ穀物概況・20日
【シカゴ支局】20日のシカゴ市場で主要穀物は軒並み続落した。大豆とトウモロコシは南米産地の降雨を手掛かりに減産懸念が薄れ、売られた。先週にアルゼンチンなどで雨が降ったほか、来週も南米の主産地で降雨が見込まれる。米農務省が先週発表した1月の穀物需給を受けてファンドの買いが膨らんだ経緯があり「利益確定売りが出やすい」(米穀物アナリスト)という。
大豆3月物終値は前日比16.25セント安の1ブッシェル=13.6950ドル。トウモロコシ3月物終値は同4セント安の5.22ドル。
小麦も下げた。大豆とトウモロコシにつれ安した。朝方はドルの上昇局面で売られた。3月物終値は同4.50セント安の6.6775ドル。