シカゴ穀物概況・19日
【シカゴ支局】19日のシカゴ市場で大豆は大幅に続落した。先週末にブラジルなど南米産地で雨が降ったうえ、今月下旬も降雨が続くとみられ、減産懸念が薄れた。米農務省は19日、中国による13万2千トンの大豆買い付けを公表したが、反応は限られた。大豆3月物終値は前週末比31セント安の1ブッシェル=13.8575ドル。
トウモロコシは南米産地の降雨や大豆の大幅な下げを嫌気する売りに押された。米農務省は19日、日本が12万8千トンを買い付けたと公表したが、買いは限られた。トウモロコシ3月物終値は同5.50セント安の5.26ドル。
小麦は大豆やトウモロコシにつれ安した。市場にはロシアの輸出税引き上げによる米国の輸出拡大への期待も根強い。小麦3月物終値は同3.25セント安の6.7225ドル。