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NY円、4日続伸 1ドル=138円85~95銭 中国コロナ対策巡る不透明感で

【NQNニューヨーク=戸部実華】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、前週末比25銭円高・ドル安の1ドル=138円85~95銭で取引を終えた。中国で新型コロナウイルス対策を巡る抗議活動が広がり、同国経済の不透明感から運用リスクを回避する目的の円買いが優勢となった。ただ、流動性の高いドルも幅広い通貨に対して上昇し、円は買い一巡後は伸び悩んだ。

海外市場で進んだ円高・ドル安の流れを引き継ぎ、円は高く取引が始まった。中国の主要都市で新型コロナの感染を封じ込める「ゼロコロナ」政策への抗議活動が相次いだ。同国の混乱や世界経済への悪影響が懸念された。運用リスクを抑える目的で、投資家が積み上げてきた円売り・ドル買いの持ち高を解消する動きが出やすかった。

ただ、ニューヨーク市場では円は伸び悩む展開となった。中国を巡る不透明感を背景に、アジアに続いて欧米の株式相場も下落した。流動性が高いドルが欧州通貨や資源国通貨などに対して買われ、対円でのドル買いに波及した。市場では月末特有のドル買い需要を指摘する声も聞かれ、円は上げ幅を縮小した。

28日は利上げ継続を示唆する米連邦準備理事会(FRB)高官の発言も円相場の重荷となった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は講演で2023年中もインフレが政策目標を上回る状態が続くとみて、インフレ抑制に向けて「やらなければならない仕事はまだ多い」と述べた。セントルイス連銀のブラード総裁も一段の利上げ余地や24年にかけて政策金利が高止まりする可能性を示した。

円の高値は138円24銭、安値は139円00銭だった。

円は対ユーロで4日続伸し、前週末比1円円高・ユーロ安の1ユーロ=143円60~70銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落し、前週末比0.0060ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0335~45ドルで取引を終えた。中国の政治や経済を巡る不透明感を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。FRB高官らの金融引き締めに前向きなタカ派的な発言もユーロ相場の重荷となった。

ユーロの安値は1.0330ドル、高値は1.0476ドルだった。

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