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NY円、続落 1ドル=112円15~25銭で終了、19年4月以来の円安水準

【NQNニューヨーク=横内理恵】8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=112円15~25銭で取引を終えた。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を背景とした円売り・ドル買いが優勢だった。円は一時112円26銭と2019年4月以来、約2年半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。

米長期金利が1.61%と6月以来の水準に上昇した。朝方発表の9月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が市場予想に届かなかったものの、8月分が上方修正された。失業率が低下し、平均時給の伸びも目立った。雇用者数の伸びは鈍化したものの、賃金上昇などが労働市場の引き締まりを示しているとして、米連邦準備理事会(FRB)が11月にもテーパリング(量的緩和の縮小)開始を決める可能性が改めて意識された。

原油相場の上昇が加速し、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物が一時、7年ぶりに1バレル80ドル台に乗せた。インフレ観測の強まりからも日米金利差のさらなる拡大を見越して円を売る動きがあった。

米上院が7日に12月初めまで米連邦債務の上限の暫定的な引き上げを認める法案を可決した。米下院も来週初めに採決する。米政府資金の枯渇による米国債の債務不履行(デフォルト)がひとまず回避されたことも低リスク通貨とされる円の売り安心感につながった。

円は小幅に上げる場面もあった。9月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比19万4000人増と市場予想(50万人増)を大幅に下回った。発表直後に米長期金利が一時低下し、円は買われた。この日の円の高値は111円52銭だった。

円は対ユーロで続落し、前日比1円円安・ユーロ高の1ユーロ=129円85~95銭で取引を終えた。米債務上限問題への目先の懸念が後退し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことが円売り・ユーロ買いを誘った。

ユーロは対ドルで上昇し、前日比0.0020ドル高い1ユーロ=1.1570~80ドルで終えた。米雇用統計発表直後にユーロ買い・ドル売りが入ったほか、投資家のリスク選好姿勢もユーロ相場の支えとなった。ただ、コロンバスデーの祝日で11日の為替市場が休場となるため、取引は低調で、ユーロの上値は重かった。

この日のユーロの高値は1.1586ドル、安値は1.1556ドルだった。

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