NY円、続落 1ドル=135円45~55銭 日米金利差の拡大で
(更新)
【NQNニューヨーク=古江敦子】27日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比30銭円安・ドル高の1ドル=135円45~55銭で取引を終えた。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢となった。
米長期金利が前週末比0.07%高い3.20%で終え、円売り・ドル買いを促した。朝方発表の5月の米耐久財受注額が前月比0.7%増と市場予想(0.2%増)を上回ったのも円の重荷だった。米経済指標の改善が続けば、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めに動きやすくなるとの見方が広がった。
円の安値は135円55銭、高値は135円03銭だった。
円は対ユーロで続落し、前週末比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=143円30~40銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで続伸し、前週末比0.0025ドル高い1ユーロ=1.0575~85ドルで終えた。欧州中央銀行(ECB)が主催し、欧米の中銀トップが参加する29日のシンポジウムを前に、持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが優勢だった。
この日の高値は1.0615ドル、安値は1.0554ドルだった。
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