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NY円、続伸 1ドル=109円20~30銭 中国景気懸念やアフガン情勢悪化で

【NQNニューヨーク=古江敦子】16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前週末比35銭円高・ドル安の1ドル=109円20~30銭で取引を終えた。中国景気の減速やアフガニスタン情勢の緊迫化で投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が広がり、低リスク通貨の円が買われた。

中国国家統計局が16日発表した7月の工業生産と小売売上高の前年同月比の伸び率が6月から縮まり、市場予想を下回った。新型コロナウイルスの感染再拡大による影響が長引くと見られ、同国景気の鈍化で世界経済の回復が遅れると懸念された。

アフガンのイスラム主義組織タリバンが15日、首都カブールを制圧した。バイデン米大統領は16日の演説で米軍のアフガン撤収を進める方針を堅持した。「アフガンの地政学リスクが中東諸国に及ぶとの警戒感もあって投資家心理が冷え込み、逃避資金の受け皿となりやすい円が買われた」(邦銀の為替トレーダー)との指摘があった。

もっとも、円の上値は限られた。投資家がリスク回避に動く局面では流動性の高いドルも円と同様に買われやすい。ユーロやオーストラリアドルなどに対するドル買いが円の対ドル相場に波及し、円の上値を抑えた。

円の高値は109円12銭、安値は109円44銭だった。

円は対ユーロで3日続伸し、前週末比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円60~70銭で取引を終えた。一時は128円50銭の円高・ユーロ安水準を付けた。投資家心理が悪化し、低リスク通貨の円はユーロに対しても買われた。

ユーロは対ドルで反落し、前週末比0.0020ドル安い1ユーロ=1.1770~80ドルで終えた。中国の景気懸念やアフガン情勢の混乱で投資家心理が悪化し、リスク選好局面で買われやすいユーロがドルに対して下落した。この日の安値は1.1768ドル、高値は1.1790ドルだった。

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