NY円、続伸 1ドル=139円10~20銭 FRBの利上げ減速観測で
【NQNニューヨーク=川上純平】25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、感謝祭の祝日前の23日に比べ45銭円高・ドル安の1ドル=139円10~20銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの見方から、海外市場でドルが売られた流れを引き継いだ。
23日公表の11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、参加者の大多数が早期の利上げ幅縮小を支持していることがわかった。12月のFOMCでの利上げ幅が0.5%に縮まるとの見方から、海外市場で円買い・ドル売りが強まっていた。
米国の取引時間帯は相場は動意に欠ける展開だった。25日は感謝祭の翌日のため、債券や株式市場は短縮取引だった。外為市場も参加者が少なく、積極的な売買は限られた。
円の高値は139円02銭、安値は139円55銭だった。
円は対ユーロで3日続伸し、前営業日比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=144円60~70銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで3日続伸し、前営業日比0.0005ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0395~0405ドルで取引を終えた。FRBの利上げ減速観測を背景に海外市場でユーロが買われ、その流れを引き継いだ。
ユーロの安値は1.0355ドル、高値は1.0415ドルだった。