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NY円、3日続落 1ドル=110円70~80銭で終了、米緩和縮小観測で

(更新)

【NQNニューヨーク=横内理恵】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=110円70~80銭で取引を終えた。米金融緩和の縮小観測を手がかりとした円売り・ドル買いが引き続き優勢だった。米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大したことも円の売りを誘った。一時は110円79銭と8月中旬以来の円安・ドル高水準を付けた。

クリーブランド連銀のメスター総裁が24日の講演で、早期のテーパリング(量的緩和の縮小)開始を支持し、「2022年末までに利上げの条件が整う」と予想した。カンザスシティー連銀のジョージ総裁も24日、米経済が「テーパリング開始の条件を満たした」との見解を示した。米連邦準備理事会(FRB)は22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリングの年内開始と22年への利上げ前倒しを示唆していた。米金融政策の正常化が進むとの見方が改めて意識され、ドル買いにつながった。

米長期金利が一時1.46%と7月上旬以来の水準に上昇した。長期金利の上昇に弾みが付き、日米金利差が広がる可能性が意識されたことも円売り・ドル買いにつながった。

中国の不動産大手、中国恒大集団の経営不安問題がくすぶり、流動性の高いドルが対ユーロなどで買われたことも円の重荷となった。中国恒大は、ドル建て債の利払いができず、債務不履行(デフォルト)までの猶予期間に入ったと伝わっている。中国人民銀行(中央銀行)が24日に暗号資産(仮想通貨)関連サービスを全面的に禁止すると発表し、代表的な仮想通貨のビットコインが大きく下げたことも主要通貨に対するドル買いにつながった。

この日の円の高値は110円48銭だった。

円は対ユーロで3日続落し、前日比35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円80~90銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0015ドル安い1ユーロ=1.1715~25ドルで終えた。中国恒大を巡る不透明感を背景とした投資家のリスク回避姿勢がドルの買い戻しにつながった。米の利上げ前倒し観測や米長期金利の上昇もユーロ売り・ドル買いを誘った。

ユーロの安値は1.1701ドル、高値は1.1725ドルだった。

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