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NY円、続伸 1ドル=144円10~20銭 日米金利差の縮小観測で

(更新)

【NQNニューヨーク=古江敦子】4日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比45銭の円高・ドル安となる1ドル=144円10~20銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めペースを緩めるとの見方から米長期金利が低下。日米金利差の縮小観測を誘い、円買い・ドル売りが優勢になった。

景気減速を受け、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が4日に0.25%の利上げを決め、利上げ幅が前回の0.5%から縮小した。欧米の主要中銀も利上げペースを緩めるとの連想を誘った。米国では8月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人数が大幅に減り「インフレ圧力の低下につながる」(パンセオン・マクロエコノミクス)と受け止められた。

FRBの利上げ加速の観測が後退し、米長期金利が一時3.5%台と前日終値(3.64%)から低下した。日米金利差の縮小を見込む円買いを誘った。

取引終了にかけて円は伸び悩んだ。7日発表の9月の米雇用統計を見極めたいとのムードもあり、積極的にドルを売る取引は手控えられた。

円の高値は143円90銭、安値は144円94銭だった。

円は対ユーロで5日続落し、前日比1円75銭の円安・ユーロ高となる1ユーロ=143円80~90銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0165ドル高い1ユーロ=0.9985~95ドルで終えた。米長期金利が低下し、欧米金利差の縮小を見込むユーロ買い・ドル売りが優勢となった。欧米株式相場が上昇し、リスク選好のユーロ買い・ドル売りも誘った。

ユーロの高値は0.9999ドル、安値は0.9887ドルだった。

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