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NY円、続伸 1ドル=114円60~70銭 ロシアの原発制圧でリスク回避の円買い

【NQNニューヨーク=古江敦子】4日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比80銭円高・ドル安の1ドル=114円60~70銭で取引を終えた。ロシア軍が4日、ウクライナ南部の原子力発電所を制圧した。地政学リスクの高まりで投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が広がり、低リスク通貨とされる円が買われた。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りも誘った。

ロシアによるウクライナへの軍事攻撃は激しさを増している。紛争が長期化すれば世界景気を冷やすと懸念された。米株式相場が下落したこともあり、円買いが強まった。米債券市場で長期金利が1.73%と前日から0.11%低下し、円買いに拍車をかけた。円は朝方にこの日の安値である115円55銭を付けた後はじり高となり、一時114円65銭まで上昇した。

もっとも、円は買い一巡後にやや伸び悩んだ。リスク回避局面では、流動性の高いドルは円と同様に買われやすい。4日はドルがユーロに対して大幅に上昇し、対円でのドル買いに波及した。

朝方発表の2月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を上回った。ただ、ウクライナ情勢への警戒感が強く、米労働市場の回復を受けた円売り・ドル買いは目立たなかった。

円は対ユーロで続伸し、前日比2円25銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=125円40~50銭で取引を終えた。一時は125円09銭と2021年1月以来の円高・ユーロ安水準を付けた。

ユーロは対ドルで5日続落し、前日比0.0130ドル安い1ユーロ=1.0930~40ドルで終えた。一時は1.0886ドルと20年5月以来のユーロ安水準を付けた。ロシアにエネルギー供給を依存する欧州経済の不透明感が強まり、ユーロ売りが加速した。この日の高値は朝方に付けた1.0945ドルだった。

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