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NY円、続落 1ドル=144円55~65銭 米利上げ加速を意識

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【NQNニューヨーク=川内資子】13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に続落し、前日比1円80銭円安・ドル高の1ドル=144円55~65銭で取引を終えた。13日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に上昇し、米利上げが加速するとみたドル買いが優勢だった。

CPIは前年同月比8.3%上昇と上昇率は7月(8.5%)からは縮小したが、市場予想(8.0%)より大きかった。エネルギー・食品を除くコア指数は6.3%上昇と7月(5.9%上昇)から伸びが拡大し、市場予想(6.0%上昇)を上回った。「幅広い項目が驚くほど強く、インフレ圧力が想定以上に強い状態が続いていることを示した」(オックスフォード・エコノミクス)と受け止められた。

米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のため、通常の3倍にあたる0.75%の利上げを継続したり、利上げ幅を拡大させたりする可能性が意識された。13日の米債券市場で長期金利は一時、前日比0.10%高い3.46%と3カ月ぶりの水準に上昇。日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが膨らんだ。

円の安値は144円67銭、高値は141円61銭だった。

円は対ユーロで反発し、前日比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=144円10~20銭で取引を終えた。米CPIを受けてユーロ売り・ドル買いが進んだのにつれ、円買い・ユーロ売りが優勢となった。

ユーロはドルに対して3営業日ぶりに反落し、前日比0.0150ドル安の1ユーロ=0.9965~75ドルだった。米利上げ加速を意識したユーロ売り・ドル買いが優勢となった。

ユーロの安値は0.9966ドル、高値は1.0188ドルだった。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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