/

NY円、横ばい 1ドル=125円35~45銭 米CPI受けた円買い続かず

【NQNニューヨーク=戸部実華】12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいとなり、前日と同じ1ドル=125円35~45銭で取引を終えた。朝方発表の3月の米消費者物価指数(CPI)を受け、米長期金利が低下した。日米金利差の拡大観測がやや後退し、円買い・ドル売りが優勢になった。ただ、インフレ抑制のために米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進める方向性に変わりはないとの見方から円の買いは続かなかった。

CPIの上昇率は前月比1.2%と市場予想(1.1%)をやや上回った。ただ、変動が激しいエネルギー・食品を除くコア指数は0.3%と市場予想(0.5%)を下回り、2月(0.5%)から減速した。市場ではCPIが大きく上振れすれば、FRBによる利上げペースの一段の加速観測が広がるとみられていた。過度なインフレ懸念がやや後退し、円買い・ドル売りが優勢になった。

米長期金利の指標となる10年物国債利回りは、一時前日比0.11%低い2.67%に低下した。CPI発表前の時間外取引で2.83%と2018年12月以来の高水準を付けた後とあって、日米金利差の縮小観測が円相場を支えた。

ただ、円は買い一巡後は伸び悩んだ。ブレイナードFRB理事は12日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「インフレ率を下げることが我々の最も重要な仕事」との認識を示した。市場では3月のCPIでコア指数の伸びが鈍化しても「FRBの金融引き締めの道筋を変えることにはならない」(CIBCエコノミクス)と受け止められた。日米の金融政策の違いを意識した円売り・ドル買いも入った。

円の高値は124円76銭、安値は125円60銭だった。

円は対ユーロで6営業日ぶりに反発し、前日比80銭円高・ユーロ安の1ユーロ=135円65~75銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0060ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0820~30ドルで取引を終えた。ロシアのウクライナ侵攻に伴う欧州経済の先行き懸念がくすぶるなか、FRBと欧州中央銀行(ECB)の金融引き締めペースの差を意識したユーロ売り・ドル買いが優勢だった。

ユーロの安値は1.0821ドル、高値は1.0904ドルだった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン