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NY円、大幅反落 1ドル=109円65~75銭 米CPIの予想以上の上昇でドル買い

【NQNニューヨーク=戸部実華】12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に反落し、前日比1円10銭円安・ドル高の1ドル=109円65~75銭で取引を終えた。朝方発表の4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に上昇した。米長期金利の先高観が強まり、日米金利差の拡大を見越した円売り・ドル買いが勢い付いた。

4月のCPIは前年同月比の上昇率が4.2%と市場予想(3.6%)を上回り、12年7カ月ぶりの高い伸びだった。新型コロナウイルスの感染拡大が響いた前年の反動に加え、供給制約が物価を押し上げたと受け止められた。インフレ加速で米長期金利は一時前日比0.08%高い1.70%を付けた。日米金利差の拡大観測が広がり、円は一時、109円71銭と約1カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。

円は売り一巡後に底堅く推移する場面もあった。CPIの上振れを受け、米株式相場が大幅安となり、ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時700ドルを超えた。投資家がリスク回避姿勢を強め、低リスク通貨とされる円を下支えした。

米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は12日の講演で物価上昇は一時的との見方を強調し「今後さらにやや上昇した後、年後半には落ち着いていく」との考えを示した。外国為替市場の関係者からは4月のCPIだけでは「FRBの政策方針は変わらない」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)との声も聞かれた。

円の高値は108円72銭だった。

円は対ユーロで反落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=132円30~40銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0075ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.2065~75ドルで取引を終えた。米CPI発表を受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢になった。米株安で流動性が高くリスク回避時に上昇しやすいドルが買われ、ユーロ相場の重荷となった面もあった。

ユーロの安値は1.2066ドル、高値は1.2152ドルだった。

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