/

NY円、続落 1ドル=138円75~85銭 米労働需給の逼迫観測で

【NQNニューヨーク=戸部実華】30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比05銭円安・ドル高の1ドル=138円75~85銭で取引を終えた。一時は139円08銭と1カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。労働需給の逼迫を示す米雇用指標の発表を受け、円売り・ドル買いが優勢になった。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測も円の重荷だった。

30日発表の7月の雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数が4カ月ぶりに増え、米労働市場の引き締まりを示した。賃金上昇を通じてインフレが高止まりしかねないとの観測につながった。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は30日のイベントで、金融引き締め姿勢を「来年まで続ける」と話した。政策金利から予想インフレ率を引いた実質金利が「ゼロを上回ることが必要だ」とも述べた。前週末のパウエルFRB議長の講演に続き、金融引き締めの長期化観測を誘った。米長期金利は一時3.15%と2カ月ぶりの水準に上昇し、日米金利差の拡大を受けた円売り・ドル買いが強まった。

ただ、円の下値は堅かった。前週末から急速に円安・ドル高が進み、持ち高調整の円買い・ドル売りも入りやすかった。

円の高値は138円18銭だった。

円は対ユーロで3日続落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=138円95銭~139円05銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0020ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0010~20ドルで取引を終えた。30日発表のドイツの8月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で市場予想を上回る伸びとなった。欧州中央銀行(ECB)が9月の理事会で通常の3倍にあたる0.75%の利上げを決めるとの観測を背景に、ユーロ買い・ドル売りが優勢だった。

半面、米株安で投資家のリスク回避姿勢が強まったほか、市場予想を上回る米経済指標の発表はユーロ相場の重荷だった。

ユーロの高値は1.0041ドル、安値は0.9983ドルだった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン